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zoom RSS なぜ、パソコンは普及したのか-いわゆる、8ビット文字世界編その2

<<   作成日時 : 2004/11/27 01:29   >>

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 欧米のサラリーマンは複雑な所得申告等の税金計算に毎年悩まされる。

 表計算ソフトの出現は歓迎された。複雑な税金計算に使われたのである。
 一度、計算式を入れた表(スプレッド・シート)を作っておけば、数字を入れ替えるだけで済むし、架空の数字を入れてシュミレーションもできる。算出方法が変われば、元の計算式を変えるだけで済む。
 計算表も同じソフトがあれば、フロッピーなどの記憶媒体で他のパソコンにも移植できる。
 欧米にもたしかに、会計士や税理士はいる。彼らの主な顧客は一般大衆ではなく、企業・団体である。

 だから、現在のパソコンの原型であるアップルUが一般に受け入れられたのは、ビジカルクという表計算ソフトが入っていたからである。それがなぜ、後発のIBM互換パソコンに負けたのか。
 実は、今も使われているLotus 1-2-3がIBM互換パソコンにしか搭載されなかったからである。IBMは打倒アップルUのために思い切った方法をとった。
 パソコンのハードウェアの心臓部のCPUとソフトウェアの心臓部OSを外部発注にした。自社で開発したのはキーボードとケースのみである。キーボードとケース以外も外部発注にして、1年でアップルUに対抗するパソコンを販売した。
 IBMは製造元にライセンス料を払い、かつ、多くのソフトを作ってもらうため、自社のパソコンの仕様を公開した。
 IBMと同じパソコンを作って販売しようと思えば、自分でキーボードとケースを作って、部品の製造元にライセンス料を払えば、同じパソコンを作ることができる。個人でも作れる。
 しかし、それだけではマッキントッシュには勝つことができない。

 Lotus 1-2-3の開発者2人は、アップルU版を作らなかったのは、すでにビジカルクがアップルUでは標準の表計算ソフトであった。その競争を避けるために、初めからIBM互換パソコンに的を絞った。初めは、IBMに丸ごと売ろうとしたが、IBMに断られた。そこで、互換パソコン製造者へのライセンス販売に切り替えた。
 IBMは海のものとも山のものともしれぬソフトに不安を抱いたからである。

 社会的信用があるIBMが販売したパソコンと同じ機能の互換パソコンが多くかつ安く出た。CPUの機能もアップルUは8ビット、IBMは16ビットである。
 アップルUより処理機能が高いパソコンが量販されたのである。
 アップルUに止めを刺したのが、Lotus 1-2-3なのである。ビジカルクの機能を超えたソフトはIBM互換パソコンでしか使うことができなかった。安いパソコンでも、アップルU搭載のビジカルク以上の表計算ソフトを使うことができる。
 OSがパソコンのシェアを決めたのではなく、表計算ソフトが決めたのである。
 Lotus 1-2-3を使いたいので、IBM互換パソコンが売れたのである。ハードウェアとは別に、Lotus 1-2-3のサポート体制も充分であった。

 Microsoft EXCELが、Lotus 1-2-3を圧倒するようになったのは、Windows95以降のことである。

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